ヒーリングピアニストという活動を初めて10年ほど経過しました。
癒しを伝えるためには、コンサートやレコーディングのときは、まず自分の心身が最高に整った状態にすることを心がけています。
幸福に満ちたエネルギーが届けられるイメージを、鍵盤に向けています。
しのぶ

現代は音楽を聴く方法の選択肢が増え、コンサートからCD、そしてインターネットなど多岐にわたります。
今だに心地よい音楽とは何かを追い求めています。
今回は、どういう聴き方をすれば「音楽の癒し効果が高まるのか」を考えてみます。
できるだけ難しい専門用語などは省いていきますね。


スマートフォンやタブレットの普及によって、据え置きのスピーカーを使わずに音楽を聴くことが増えて来ました。
音質の向上や持ち運びの手軽さもあり、私も状況によってはとても重宝しています。
ただ、大切な癒しの時間(リラックスタイム)で音楽を聴くとき、より高い効果を得るにはスピーカーの性能が大きく左右されます。

いきなりの結論ですが、コンサートなど生演奏を聴くことが最高の癒し効果を得られます
スピーカーだけでなく、楽器から直接鳴り響く音のエネルギーが会場を包み込んで、心身が整い元気になっていきます。
お近くでコンサートを開催するときは、ぜひ聴きに来てください♪

ただ、生演奏がいつも聴けるわけではないですよね。
理想のオーディオ環境としてはホームシアタースピーカーやパワーアンプを用意することにより、作り手の意図した音質や効果を得られやすくなります。
ホームシアター系のスピーカーはPC用のスピーカーとは違って、なるべく映画制作者の意図とする臨場感ある音を、なるべくそのまま再生することに特化して作られています。


簡単に周波数のお話を…
音は波の性質があり、波の数を周波数と言います。
周波数が低いほど(波の数が少ない)低音に、高いほど(波の数が多い)高音になる仕組みです。

20㎐から20kHz(20,000㎐)が人間の耳で聴き取れる範囲と言われています。
不快な蚊の羽音はおおよそ300~600㎐で、中音域でダイナミックに鼓膜を刺激してきます。
また、森林の中では人間の耳では聴こえないくらいの超高音域がたくさん含まれています。

近年話題になっている1/fゆらぎという言葉があるのをご存知でしょうか。
低周波数(低音)の音が大きく高周波数(高音)の音は小さくなり、かつ規則性のない音が1/fゆらぎに近い音だと言われています。
小鳥のさえずり、川のせせらぎ、心地よいクラシック、心臓の鼓動の音 etc…
などに1/fのパターンが多く含まれていると言います。

この1/fのゆらぎを再現するためには、スピーカーはできる限り性能の高いものが良くなります。
スマートフォンなどのスピーカーは300㎐以下や10,000㎐以上で大きく減衰してしまい、作り手が意図する音楽の効果が下がってしまいます。
本来の効果はホームシアタースピーカーなどによって引き出されやすくなります。
今は中古家電屋も増えて来たので、1万〜3万円もあれば、かなり音質の環境を作れる時代になりました。
新品だとやや敷居が高く感じられるかもしれませんが、今は安価な商品もたくさんラインナップで出て来ています。

限りなく原音に近い音や自然に近い音を、体に取り込んでその変化を感じてみてください。
水は人間の体を構成する最も重要な物質です。周波数で水分子は大きく形を変えていきます。
良質な周波数のスピーカーから出る音を肌で感じていただたら、音楽の作り手としては最高の喜びです。

四恩緋さんとのユニット、朱ノヲトの楽曲「Forest bird」は、森の音と響き渡る篠笛の音色を360度で収録しています。
ぜひヘッドフォンで聴いてみてください♪

 

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